渡鹿野島(わたかのじま)は三重県志摩市、伊勢志摩の中心に位置する小さな島です。人口は約270人。全国的な少子化の傾向と同様に島に住む子供も減り続け、今では15名ほどです。渡鹿野島へは今も残る大自然の癒やしと安らぎを求めて、年間3万人以上の観光客が訪れます。また、伊勢志摩の主要観光施設へのアクセスが良く、家族連れやご夫婦での旅行にも最適です。
近年は高齢者の憩いの場としてデイサービスセンターが開業、交流スペース「ギャラリーカモメ」もオープンし、より一層島民の繋がりが強まっています。後継者が少ない中、島の伝統を支えるべく活動を続け、三重県の無形文化財である「天王祭」や、盆踊り大会、灯篭流しなど日本の古き良き伝統文化がこの島で生きづいています。

渡鹿野島に暮らし、1900年から的矢湾で真珠の養殖法の研究を始めます。1903年には真円真珠の形成法を確立し、現在の真珠養殖の基礎を作りました。渡鹿野島で最も尊敬された偉人であり、辰平の技術は世界中の女性を美しい真珠で輝かせています。

2015年に誕生した渡鹿野島公認のゆるキャラ。観光客の皆様や島の子どもたちにも大人気です。心優しき野生のジェントルメンのわたるくんはとっても活発。島中を飛び回り、常に島民の安全を守っています。LOVEアタッ ク弓矢セットに当たるとどんな人でもメロメロです。すべてを愛する渡鹿野島の精霊、かのんちゃんはキュートなハート型の形が特徴。観光客の皆様を温かいハートでお出迎えします。ハートの足跡を見つけたらその日は小さなしあわせが訪れます。
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- 天王祭
- 八重垣神社のスサノオノミコトを祀る大祭。たくさんの神輿がぶつかり合い、悪魔祓いをする。開催日には全国から数多くの観光客が訪れ、花火の打ち上げも。志摩市の無形文化財。毎年7月20日以降の土曜日に開催
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- デイサービスセンター
- 高齢者の憩いの場となっている。島特有のささえあいは今も残り、お年寄りの笑顔が集まる、だれもが心温まる場所。
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- 渡鹿野渡船
- 渡鹿野島と対岸、志摩市国府地区を結ぶ島民の足。所要時間は約3分で、船は常に行き来している。6:50~23:00の間運行。大人200円・こども100円(19時以降別途加算)
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- 渡鹿野総合開発センター
- 島の中心的役割を果たす。公民館や行政サービス施設として利用される他、地域行事や地元大学の授業でも使われる。
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- 敬老会
- 島を守ってきた先輩方に感謝するために毎年敬老の日に合わせて実施。カラオケ大会なども開催され、元気の源になっている。
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- 渡鹿野郵便局&漁協
- 島唯一の郵便・金融の窓口。生活に無くてはならない存在であり、親切な職員さんが対応してくれる。
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- コミュニティ広場
- スポーツが楽しめる公園。地区のイベントが開催される他、サッカーやゲートボールなども楽しめる。津波避難所にも指定されている。
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