はくささん


はくささん

渡鹿野島のすぐ前に浮かぶ居森島には居守大明神が祀られています。地元では「はくささん」と呼ばれ長年親しまれています。「はくさ」は漢字で「歯瘡」と書きます。居守大明神が参拝者の歯を治してくれるという言い伝えに由来しており、かつてはたくさんの歯医者さんが毎年訪れました。現在もパワースポットとして、優しい心で皆様をお出迎えしています。

居森島にたたずむ居守大明神の祠。普段、扉は閉じられている。願いを込めて青銅製の鳥居を祠に傾ける慣わしがあり、祠の下の青い部分はかつて置かれた鳥居の錆の跡。
堤防跡。かつては居森島の周囲で魚の養殖が行われており、堤防で囲まれていたため、居森島には自由に行き来できた。しかし、1959年の伊勢湾台風で崩壊し現在に至る。
現在は居森島へ渡りはくささんを直接お参りすることが出来ないため、対岸から居森を拝むのが主な参拝方法。
使い終わった歯ブラシを持って、神様とブラシに感謝の気持を伝えよう。丈夫な歯がいくつになっても残るように、神様は見ていてくれるはず。